老青記
今度こそは「地元」ですが、当社は最初に灘区で事務所を構えておりました。阪急六甲駅から徒歩5分ほどの小さい笑えるくらい目立たないところでひっそりと営業しておりました。東灘区でご縁があり最初の免許更新とほぼ同時にこちらへ移転してまいりました。灘区と東灘区はお隣なので両方とも活動領域です。灘区といっても阪急王子公園駅くらいまでありますので面白いお店もたくさんあります。
阪急王子公園駅くらいからは三宮に向けて高架下のお店が少しずつ活発化してきており新しいお店が出来ては消えたり定着したりと風景が少しずつ変わっていっています。
今回紹介させていただく「老青記」さんですが結構長い間通っています。6周年を迎えたそうですがもしかしたら開店した当初から行っているかもしれません。もちろん美味しいから通うのですが、店主の劉さんのお人柄が朗らかで行くとほんわかしますね。阪急王子公園駅からでもJR灘駅からでも5分くらいで着きます。周りにクレープ屋さんとかコーヒー屋さんとかもありなかなかエリアとしても面白いです。

美味しい、というのは感覚として共有できないんですよね。それぞれ各人が同じもの食べて美味しいって言っていても。あと歳を取ってくるとその美味しさには「記憶」が付随してその美味しさに特有固有の意味を絡ませてくる気がします。変な話ですがここの包子はどれくらい美味しいかというと「すごく精神的につらくて半分泣いている」時に食べても美味しいんですよね。どっちかというと食べ物が喉を通らないくらいテンション低い時にこれを食べたら味の優しさに泣けてきてしまうというもはや「美味しんぼ」の世界です。「美味しんぼ」まったく興味なくて読んだことすら無いんですが。

お金出して食べまくるグルマン道というのもいいのでしょうが、気軽に手に届く範囲でそこまで美味しいと思える食べ物に出会うとか、それは僥倖以外のなにものでもないと個人的には思っています。おふくろの味、というのが不動の地位を築けるのはそれが思い出と離れがたく存在するからであり、泣いてる時に食べて美味しいとさらに泣いたあの思い出とも相俟ってこれからも多分通い続けるmy名店ですね。
ついでに宣伝しとくと最新商品のタピオカミルクティーシェイクはフローズン寄りのさっぱり感でゴクゴク飲んでも喉が甘ったるくなりません。カロリーはまあそれなりに高いんでしょうが罪悪感は少ないです(違う)。タピオカそのものもなんか他所より美味しい気がします(そこまで日々タピってる訳ではないので比較対象少なめですが)。

ここはティーソーダとかもあるんですが氷もお茶で作っているという。最初聞いた時はなんか感動しました。味はまあほんとあっさりティーソーダ、としか言い様がないのですが優しい味です。
地元の名店とかいうのは大層であんまりですが気軽にいろんな人に知ってもらいたいお店です。ただ限りなくワンオペなので時間はかかります。待つ値打ちがあるので自分は待てますが、初めて行かれる方はそういうお店だとワンクッション置かれたほうが楽しく待てるかもしれません。
老青記さんのインスタはこちらです。よろしければ!▶️ https://www.instagram.com/rouseiki
ティーソーダと言えば…。 ▶️ MLESNA TEA HOUSE
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